友だちの存在 エピソード② 〜自分の気持ち・友だちの気持ち〜

友だちの存在 エピソード② 〜自分の気持ち・友だちの気持ち〜

お山の教室を見学に来られた、島内小学校の教頭先生から、
『お山の教室では、子どもたちがよく喋りますね。活動についてや、自分の気持ちなど、子どもたちが自分の言葉で伝える場面の多さに、改めて大切な事だと感じました』
という感想をいただきました。

『自分の気持ちを自分の言葉で伝える』
『みんなで相談する』
という日常の中には、
『友だちの気持ち』
が聞こえてきたり、聞こえてこなくても、目に見える場面(笑顔、困り顔、怒りのオーラ!)があったりの毎日です😊

寒さも身に沁みる寒い日のはじまりの会。
スタッフが目の前を通ったタイミングで、年少のKちゃんが、
『お母ちゃ〜ん〜😭』
と大粒の涙で泣き始めました。

『ん?どうしたの?ことちゃん(前を通ったスタッフ)が足を踏んだ?』
と、すぐに駆け寄った年中のSちゃん。
『えっ?私?踏んでないと思うけどなぁ…💦』とスタッフか慌てていると、他にも何人かがKちゃんの周りに集まってきました。

背中をさすりながら、
『どうしてお母ちゃんに会いたくなっちゃったかなぁ?寂しい?寒い?!う〜ん、どうしたかなぁ?』
とKちゃんの顔を覗き込む年中のSちゃん。

しばらくして、
『寒い〜〜〜😭😭😭』
とKちゃん。

周りに集まっていた子どもたちも、
『ジャンパーのチャックを閉めたら暖かいよ〜!』
『手を温める?』(ハーハーと息を吹きかける)
『今日の水筒は温かいお茶かな?温かいお茶を飲むと、体が暖まるよ〜』
と、自分の体験や知識を総動員で、Kちゃんを暖め始めました😊

スタッフは、あえて少し離れたところで他の子たちと他愛もない話をしながら待ちます。

少しずつ、体も心も温まってきた様子のKちゃん。

少しずつ涙も止まり、みんなの空気感もはじまりの会へ向き始め、はじまりの会の続きへ。

泣き始めた友だちへ駆け寄る子。気持ちが落ち着くまでゆったり待つ子。

どちらにも『友だちの気持ち』は、「聞こえる形」「見える形」で届いていて、その子なりの受け止め方をしています。

「これが正解」も、「これが理想的」もないし、周りにいる子も、その時の自分の気持ちの在りどころによって、『友達の気持ち』の受け取り方や、行動、声掛けも変化していくものだと思っています。

これからも、たくさんおしゃべりしながら、『自分の気持ち』や『友だちの気持ち』の中で、自分で感じることを積み重ねていって欲しいなと思います😊

ことちゃん

 

年中さん3人から、『Yちゃん、登りたいから手伝って〜』とお願いされた年長のYちゃん。
『えぇー!3人みんなー?!』と答えるYちゃんの表情は、なんか嬉しそう😊

年長さんが、お山のおみくじを結んでいる様子をジィーと見ていた年中のRくんと最年少のRちゃん。
無意識に、他の人が結んである「おみくじ」を結び直そう(結ぶ真似)とするRちゃんの小さな手が可愛かったです🎶
真似してみたいね〜、やってみたいね😊

「ガマの穂」を見つけた年長のAくん。
『ガマの穂、みんな欲しいと思うからたくさん採っていこうかな!!』とつぶやき、その言葉を聞いた年少のRくんも『そうか、みんな好きだもんね🎶』と、多めに集めていました〜✨
この後は、みんなで『雪が降ってきた〜!』『綿あめ屋さんで〜す😊』と「ガマの穂遊び」が盛り上がっていました〜

友だちの気持ちを聞きながら、できることは手伝ってあげたい気持ち。

「流しソーメン」をフライパンいっぱいに作って運んでいた最年少のRちゃん。
通りかかった年中のSちゃんが『一緒に持ったらこぼれないからね〜😊』とフライパンに手を添えてバランスをとってくれました✨

お昼寝前の着替え後、「手押し相撲」で、押されて尻もちをついても、服が汚れないようにシートを敷いて勝負をしていた年長のSくん。自分の気持ちが安心して遊べる工夫もバッチリです😁

『おうちごっこ』のゴザを敷く場所や向き、寝る場所や、小道具を置く場所や間取りも、「こだわり」と「相談」で決まっていきます🎶

絵本を読んでいて、『くま』と『自分』の手が似ていることがなんか不思議〜。年長さんに聞いてみると、優しく、分かりやすく説明してくれました✨

大雪が降ってた日に『雪の滑り台』作り❄
なかなか登れない年少のKちゃんを年長のYちゃんが、『手伝うから、ちょっと待ってよ〜😊』

かかえられたKちゃん『ちょっと〜💦怖い…、嫌だ』
かかえているYちゃん『あっ、ちょっと…(こんなはずじゃ…状態)あれ…?』
一度降ろし、みんなでおしりを押し上げる作戦で、無事に滑り台を楽しみました😊