友だちの存在 エピソード① ~友だちを頼る~

友だちの存在 エピソード① ~友だちを頼る~

あけましておめでとうございます。

2024年のお山の教室も始まり、1週間が経ちました♪

新年最初のおでかけの日。

土手のぼりをしている時に、土で足が滑って上手く上にあがれずに困った年中Sちゃんが、ロープを持って登っていた目の前の年中Yちゃんに、「Yちゃん、助けて!」と声をかけました。

普段、困った時には大人に声をかけることが多いSちゃんですが、この日は困った度が強かったようで、とっさに目の前にいた同じ年中Yちゃんにすぐに声を掛けました。

Yちゃんは少し考えた後、手に持っていたロープをSちゃんの近くまで動かし「はい!ロープ持ってきたよ!」「これに掴まって!」

Sちゃんはそのロープに掴まると少しほっとした表情に。

Yちゃんはロープを近くまで持って行ったあとも傍にいて、「こっちだよー」とリードしながら2人で上までのぼり切ったのでした。

その日はその後、Sちゃんから「Yちゃん一緒に行こ!」とよく誘い、いつも以上に一緒に過ごす姿が見られました。

大人に言われたから…ではなく、自ら友だちに助けを求め、自ら友だちを助けようと行動を起こした、とてもとても嬉しかった場面でした。

『困った時に助けてくれた』という経験は、友だちの存在の心強さや、友だちへの信頼感を育むとても大事な機会です。

遊びの中では、この『困った!』『どうしよう?』の場面があちこちにちらばっているので、子ども同士でのやり取りをまずは待ってみることで生まれる関わりを大事にしていきたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

みっちゃん

 

土手登りで、年中Sちゃんを助けに行く年中Yちゃん。ロープを出来るだけSちゃんの近くに置こうと、頑張って横移動をしていました!

先に降りた年長Yちゃんでしたが、年少Aちゃんの「こわいよ~」の声を聞き、手に持っていた宝物(拾った棒など)を大人に預け、助けに行ったYちゃん。Aちゃんも泣き止んで、一緒に降りてくることができました。

おでかけで行った中里地区の諏訪神社。
神社では、まず挨拶をみんなでします。
本坪鈴を鳴らしたい子みんなで鈴緒を持って鳴らせるよう、手を思い切り伸ばしたり体を横に向けて場所を作ったり…と、工夫している子どもたちです。

染物遊びをした時のこと。
模様を作るために結んだ紐が取れなくて「取って~」と大人に伝えているところを年長Aちゃんが通りかかり、「やってあげようか?」
ぎゅっと結ばった紐をはさみで切ってあげていました。

お迎えを待つ時間。
お手玉とあやとりで『お寿司作り』をしていた年少Rくん。そばにいた年少Kちゃんに「お寿司作るの手伝って~」と声をかけると、「いいよ~!」の嬉しい返事。何気ないやりとりの中で、友だちの存在を感じていきます。

2024年始まり、お山の1日目。
隠岐神社へ新年のお参りに行きました。
「神様は真ん中を通るから、端っこを歩くんだよ」と子どもたち発信で伝えてくれて、みんなで端を歩いて、本殿に向かいました。

『あけましておめでとうございます』
みんなでご挨拶。
今年も一年みんなが健康に過ごせますように☆