友だちが教えてくれた『宝』

先日、御波地区へグミ採りへと出かけた日のことです。
海沿いにある1本の大きな木の下の日陰でお弁当を食べようとしていると、年中のRくんが半泣きに。
「また飛ぶかもしれないから怖い…」
5月のおでかけで御波地区へ行った時、同じ場所でお弁当を食べた際に、Rくんのレジャーシートが飛ばされ海に落ちたことがありました。
その時は大人が枝を使い救出したものの、その時の思い出が強く残っている様子。
「飛ばないように工夫して準備しよう」と大人が声をかけると、
年長のYちゃんが、「じゃあ手伝ってあげようか?」
Rくんも、「うん、手伝って…」
2人で準備することでシートは無事飛ばずにセーフ。
でも今度はお弁当の袋が飛んでいくかもしれないと不安になり、なかなかお弁当をリュックから出すことが出来ずにいました。
しばらく様子を見守っていると、シートの上にはお弁当とお箸だけ。
「飛んでいくのが心配だから、使わないもの(弁当袋やお箸袋)は全部リュックの中に入れておいた!!」
飛ばないためにはどうしたらいいか?を考え、自分で工夫していました!
帰りの車の中で、「今日は前みたいに飛ばなかったね」の話題になると、年長Sくんが「間違えは『宝』なんだよ。間違ったり分からなかったりしても、次また出来るようになったり、わかるから」お兄ちゃんが言っていたそうです。
お昼寝前のふりかえりでは、「前に海でシートが飛んだけど、失敗を活かして、今日は何も飛ばなかったから嬉しかったです」と発表したRくん。
失敗したり間違えたり、上手くいかなかった経験は、子どもたちに『じゃあ次はどうしたらいいだろう?』を考えるきっかけを与えてくれています。
前は悲しかったけど、今回はこうしたから大丈夫だった!
前は上手くいかなかったけど、工夫したら上手くいった!
そんな経験が子どもたちに積み重なっていったら嬉しいです。
みっちゃん
風でシートが飛ぶから怖い…と話していたRくん。Yちゃんが手伝ってくれて、飛ばずにシートが敷けました。
この日はRちゃんのビニール袋が飛んだ! 大きい枝を探し出し、大人スタッフと力を合わせて、無事に海から救出できました。
お弁当の前には、みんなが楽しみにしていたグミ採り♪
御波地区にお住まいの方のご厚意で今年も採らせていただきました。
「赤い実あるかな~」目でしっかり色を見て、美味しそうな実を厳選しています。
「あ!落としちゃった!」と年長のSくん。その声を聞いた年中Sちゃんがすぐ駆け付け、黙々と拾うのを手伝っていました!
地域の方からビワも採っていいよとお声がけ頂き、採らせていただきました。
背伸びでは採れなかった高さのビワを、目でよーーく見てジャンプで挑戦。何回もチャレンジし、2つ採ることが出来ました。
採らせていただいたビワを持ち帰り、皮をむきむき…何が出来るかな!?
作ったのは、ビワジャム♪
次の日のおやつに、パンにつけて食べました~!