お山の子と野鳥

お山の子と野鳥

晴れの日も!雨の日も!風の日も!
いつでも野外で過ごしているお山の子どもたち。

どんな場面でも野外で過ごしているからこそ
自然界の生き物たちと達との出会いもとても多いです。

中でも身近な存在が野鳥。

様々な種類の鳥の鳴き声や
飛んでいる姿を目撃することはもちろんのこと、
子どもたちの食べ残しを狙ってやってくるカラスに
どう対応するか、日々頭を使っている子どもの姿もあります。

また、子どもたちから“そんちょう”と呼ばれている
お山を運営しているNPO法人隠岐しぜんむらの代表(園長)は
環境省の許可を受けた野鳥の捕獲調査の資格を持っています。

その為、鳥類標識調査の時期には
間近でその様子を観察させてもらうこともあります。

『許可をもらった人しか、野鳥には触れられないよ』という、
そんちょうの言葉をしっかり守りながら
興味津々な様子で野鳥を観察したり
「何を食べるの?」と質問したり
野鳥への興味を深めるよい機会となっています。

お山のはじまりの会でうたう歌の中で
「♬おはよう 山の小鳥さん。
おはよう 山のお友だち。
今日は何をして遊ぼうかな。1日が始まるよ。」
という歌詞があります。

その日も元気に子どもたちが歌い始めると、どこからか鳥の声。
「山の小鳥さん!って歌ったからじゃない?」
「呼ばれたと思って返事をしたのかも!!」と大盛り上がり。

日々の生活の中で、歌っている時、鳥の絵本を読んだときなど
鳥の声が聞こえてくると「一緒にしたいのかもね」
と、嬉しそうに仲間に入れてあげる子どもたちです。

お山のフィールドで一緒に過ごしているからこそ
仲間であり、ご飯をねらう敵であり、癒しである、野鳥。

そんな野鳥と過ごす毎日を
これからも楽しんでもらえたら嬉しいです♪

ゆま

 

お昼のお弁当や給食も外で食べています♪
その日の天気や気温に合わせて
気持ち良く食べられる場所を決めているのですが
食べ物の匂いを嗅ぎつけてやってくるのがカラス。
そんなカラスに声色を変えながら声を掛け、
なんとか立ち去ってもらおうとする子どもたちと
強気な態度で居座りチャンスを狙うカラス。
そんな攻防戦も日々見られます(笑)

鳥類標識調査を見学。
鳴き声を聞くことができる図鑑を見せてもらい
静かに耳をすませて鳴き声を聴く子ども達。
「あ、この声聞いたことある!!」

散策に出かけていたら、
鳥類標識調査用に仕掛けていた網に
鳥がかかっているのを発見。
そんちょうがさささっと網から外す姿を
興味津々な様子で見ていた子どもたちです。

網にかかっていたのは『カワラヒワ』、羽がとても綺麗な色です。
こんな間近で見ることは滅多にないので、
子どもたちも目をきらきらさせながらよく見ていました。

夕方お迎えを待つ時等に使うプレハブ小屋の『基地』。
その基地の中に鳥が入ってる!!?
脅かさないようにそーっと近づいて観察。

野鳥のことについて話を聞いたら、
普段の散策でも鳥が気になるようになった子ども達。
「この声はうぐいすかな~」「緑色の鳥がいたよ」などなど
知ってることが増えるといつもの道にも楽しい変化があるね。

虫などの生き物と触れあうことも多いお山。
年長Rくんが虫捕り名人だということを
本人も、周りの友だちもよ~く知っているので、
捕まえ方やコツを聞いている姿が良くあります。

Rくんがクマバチ(オス)を捕まえると、
網や虫カゴの上に沢山の頭が集ります。
誰にとっても嬉しく楽しい瞬間ですね♪