『考えてやってみるの連続』~虫捕り~

『考えてやってみるの連続』~虫捕り~

初夏の気持ち良い風が吹く日が続いて散策していると、いろんな虫に出会います🐞

ダンゴムシやてんとう虫を探していた年少さんも、少しずつバッタやクマバチや黒アゲハ、ベニシジミなど、素早く動いたり、飛び回る虫へと興味も広がっています。

誰かが捕まえる様子を少し離れた場所から見ていたり、自分も網を持って追いかけている子どもたち。

『捕まえた!!』の声で網に集まって覗き込んでいます😊

捕まえる難しさを知っているからこその羨望のまなざし✨

 

いつも、虫網で届きそうで届かない絶妙な高さを飛んでいるクマバチが、年少のAちゃんの手に届きそうな場所でホバリング。

あまりの近さに、いつもは網で捕まえてから確認している『オス(針を持っていない)の目印、黄色い鼻』がホバリング中に確認できたAちゃんは、「男の子だ!捕まえて大丈夫!!」と急いで網を手に取りました。

その横では、Aちゃんの妹が、「みんなしゃがんで~!こっちには来ないでね~」と人の気配を消すために声を掛けながら、素手で捕まえようと構えています。

絶妙は距離感を保ったクマバチ。

捕まえることはできなかったけれど、その場を一緒に見ていた年少さんたちも、「虫捕りたいなぁ~、〇〇ちゃん(自分の名前)、頑張るよー!!」と、自分も頑張ったら(挑戦したら)捕まえられるかも?!と気持ちが盛り上がっていました♪

 

年長のRくんと一緒に虫捕りをしていると、「黒アゲハを捕まえるタイミングは、花の蜜を吸っている時なんだよ~!」と教えてくれました♪

難易度の高い黒アゲハを狙っていますが、すぐにどこかへ飛んで行ってしまうため、『作戦実行』も難しい!!

小さなバッタが跳びまわっている草むらでは、虫網を持った年長のGくんが狙いを定めて網を動かしますが、その瞬間に草の中にバッタが入り込み、なかなか捕まえることができません。

その横で小さなバッタを手で捕まえている年中のRちゃん。

捕まえる方法を聞くと「手をこうやって(両手でバッタを包む構え)、バッタに気付かれないように近づいて、バッタに合わせてぴょーんって声を出して跳びながら捕まえるんだよ♪」と教えてくれました。

次の日は、みんなその方法(声は出していませんでしたが😊)で構えて近づき、次々に捕まえては虫かごに入れ、虫のお家作りも盛り上がっていました😊

 

虫とタイミングを合わせる距離感、軌道を予想して網を動かす瞬発力としなやかな動き、気配を消して近付いてみる作戦など、逃げられても『できなかった…』と感じる暇もなく、「あっちに行った~!」「次はこうしたら捕まえられるかも?」と『再挑戦』や『工夫』『気付き』へ、無意識に頭も気持ちも切り替わり続いていきます。

 

これから本格的な梅雨の季節に突入です☔

雨の中で感じる自然の不思議さや、ひらめき。

身体や指先、思考や心をフル回転させながら、どんな『考えてやってみる経験』を積み重ねていくのかなぁと楽しみです♪

ことちゃん

 

虫網の使い方も、「上から、下から、両手、片手」など、いろんなやり方で『やりながら』扱いやすさやコツを掴んでいきます✨

ホバリングしているクマバチを凝視して、『男の子だ!捕まえて大丈夫!!』と虫網で捕まえるANちゃんと、手で包み込むようま動きで近づいていくAMちゃん。

ヤモリを捕まえて、腕に乗せてみたRくん。『見て~、逃げないでしょ。Rくんの腕が好きなのかな~』と優しいまなざしで動きを観察。しばらく一緒に散策を楽しみました🎵

弱っている『キアシドクガ』を見つけたTくん。『疲れちゃったのかな?ここにいたら踏まれちゃうよ~』と安定しそうな太い枝を探してきて、踏まれない場所に移動してあげていました。

泥んこ遊びでは、田んぼの中を泳ぐカエルを追いかけたたり、オタマジャクシやアメンボ探しをする子もたくさん!泥んこ遊びが終わり、近くの草場で着替え始めると、5匹くらいのカエルが田んぼへジャンプで戻っていきました!カエルさん、お邪魔しました~🐸

散策で捕まえた、色、形、大きさの違う青虫やイモムシ。『糸にぶら下がっているから、この木の葉っぱ好きなのかな?って思うんだけど高すぎて届かないんだよねぇ~💦』と、自分たちで準備した葉っぱ(エサ)を食べない様子を気に掛けていたGくんです。

ロープを空間ができるように丸めて、クマバチの巣を作ったRくん。ロープには、草イチゴの果汁を染み込ませて、果汁の近くに移動する様子や、奧に隠れる様子など、気付いたことを友だちやスタッフに知らせながら観察中。

アカメガシワの蕾を『ぶどう』に見立てて、『ぶどう狩り』が始まりました~🍇
『ここにぶどう入れられるよ~♪』と虫網をぶどう入れとして使うRちゃん。虫網もいろんな使い方で大活躍!!

暑くて汗をかいた日。年長のRくんが虫網を使って『虫網風屋さんで~す♪』。年少さんたちは、『全然、風こな~い!』『涼しくない…』の反応でしたが、Rくんは、『そうかなぁ~♪』と風を送り続けてくれました!

『ことちゃんの手に乗せてみるね♪』と観察しやすいように、手の上にダンゴムシを乗せて、歩いている途中に葉っぱを敷いたり、当たったタイミングで丸まる様子を間近で観察中😊ゆっくり動いてドキドキしない虫の「安心感」!