虫と友だち

虫と友だち

子ども達が元気いっぱい過ごすお山には
色んな種類の虫たちも活発に暮らしています

今子ども達が特に可愛がっている虫が
シャクトリムシやあおむし🐛

手の平の上をひょこひょこ、ニョキニョキ
ゆっくり歩き回る姿が年少さんでも捕まえやすく
人気があるのも納得な虫さんです。

子どもたちの探し上手なよいおめめ👀で
あちこちに潜んでいる虫を見つけると
「見つけたー!!!」と嬉しそうな声が響き
その後すぐに「どこー?」「見せてー!」
と友だちの声がすぐ後に続きます☺️

自分の手の平よりも
遥かに小さい虫たちと接する子どもたちは
『愛でる』『慈しむ』という言葉が
ピッタリくるような振る舞いで
虫を脅かさないように
怪我をさせないように
慎重に優しく関わっている姿があります

そんな大事な大事な虫だからこそ
友だちと『共有したい』気持ちも膨らみ
友だちとの会話も自然に弾んでいくようです!

あおむしが手の平を歩く様子を
微笑ましく眺めたり
虫の体の色や特徴を口々に話したり
「触らせて!」と手の平を広げたり
1匹の虫を”みんな”で一緒に
観察したり触れ合う時間が
子どもたちの身体と心の距離を
少しずつ近づけてくれているのかもしれませんね

虫を通した関わりの中で
「大きい声を出したらびっくりちゃうよ」
「こうやって触るといいよ」
「この虫は触っちゃダメだよ」などなど
大きい子たちが経験して学んだことも
しっかり小さい子へ引き継がれていますよ👌

虫との触れ合い方はその子によって違いますが
虫捕りが得意な子の姿を真似っこしてみたり
知らない虫の特徴をみんなで覚えて
図鑑を広げながらあれこれおしゃべりしたり
“同じ時間”を友だちと一緒に
味わってもらえたら嬉しいな🌼

「友だちがこんなことしたらこうなったよ!」
「こんな風にあの子は言ってたけど、
本当はこうだったんだよ!」

虫と友だちと…
色んなエピソードや武勇伝を
心にたっぷり積み重ねながら
日々のお山を満喫してもらいたいです⛰

ゆま

 

毛虫の進む方向に葉っぱを置いたYちゃん🐛
毛虫が体を左右にクネクネさせてから避ける様子を見て
「これ(葉っぱ)が嫌だ嫌だって言ってるよ〜!」

『あおむしみつけたよ』『みーせーて!』
見やすいように広げたRくんの手の平の横に
すーっと自然に並んだSちゃんの手の平🤲
Sちゃんの手にも遊びに来てくれたかな?

毛虫が2匹歩いてる!!!
近づきすぎないように、触らないように
それでもよ〜く観察できる距離で…🧐
「色が違う!」「大きさが違う!」

 

毛虫を葉っぱに乗せようとしている年少のAちゃん
毛虫が近づいてくると「ひゃ〜」と手を慌てて引っ込め
周りの友だちと大笑い😂

 

「私も触ってみたい!」と言ったSちゃんの手の平へ🐛
シャクトリムシが自分のペースで移動出来るように
みんなで優しく見守っています

 

小さな小さなシャクトリムシを見つけたSちゃん
シャクトリムシを潰さないように力加減を考えながら
みんなで撫でたり触ったり♪
話し掛ける声も自然と小声になっていました☺️

 

『クマバチ捕った🐝!!!』
近くにいたお友達が駆け寄ってきて網を押さえ
すぐに鼻の色を確認中…🔍
(顔の中心の毛の色でオスメスが分かる)
「これはオスだから触れるよ!」
ナイスチームプレー✨✨

 

捕まえたベニシジミチョウを
大事そうに運ぶ年長Aちゃんと
虫カゴに入れてもらうのを
今か今かと待っている年少のRくん

言葉のないこの一場面の中でも
色んな想いや経験や関わり合いが
生まれているのでしょうね☺️