海士町全14地区!まわることができました♪2018 <後編>
こんにちは。お山の教室スタッフのかなです!
前回の投稿では、お山の教室の取り組みのひとつである『おでかけ』5月~10月の様子をお伝えしました。
今回はその後編として、11月~3月までの様子をお届けします。
〜11月 東地区~
どこまでも広がっていそうな田園風景特徴の東(ひがし)地区。お山の教室のホームである金光寺山のある地区です。
日課の散歩にでかける方に遭遇し、お山の子も一緒に散歩。道中たくさんの見どころを話してくださいました。
「おばあちゃん家まで行きたい!」と一生懸命に歩き、無事会うことができました。お孫さんを見守る姿、感慨深いです。
こぞってもおじゃまし、『おはじき』や『どんぐりごま作り』を教えていただいたり、女の子に数珠玉のブレスレットをプレゼントしてくださったり、一緒に栗ご飯をにぎったりもしました。
普段から遊んでいる地域の方々に、お会いできました。
~12月 豊田地区~
海士町観光名所のひとつである『明屋(あきや)海岸』がある、豊田(とよだ)地区。
いつも金光寺山から見えている海で、冬の海を楽しみました。
手に持っているのは、因幡の白兎で有名な『がまの穂』。いくつもの見立て遊びがはじまります。
イチョウが見事な奈伎良比賣神社の秋祭りにも、区長さんのお言葉でおじゃまさせてもらいました。
なかなか経験することのできない神事。とっても貴重な体験をさせていただきました。
そこで出会った豊田在住の親子も混ざり、豊田探検。
お別れの前には、漁船の見学もさせてもらい、男の子は船長室に大興奮。
ひとりの女の子は、『どうやって魚が釣れるのか』をお母さんにとってもわかりやすく教えてもらっていました。
豊田地区のこぞってでは、みんなで力を合わせてボールを飛すバルーン遊びが盛り上がりました。
~1月 北分地区~
「北分の良さは、チームワークです。」と答える頼もしい区長さんのいる北分(きたぶ)地区。
その区長さんおすすめの、教海寺(きょうかいじ)がある角山(つのやま)に登りました。
北分探検中には隠岐しぜんむらの我らが村長の、鳥講座もはじまったり…
畳屋さんの見学もさせてもらいました。
北分地区のこぞっては、区長さんの言っていた通りのチームワークとパワー溢れる会に。
室町時代発祥の『宝引(ほうびき)』というお正月遊びが盛り上がりました。
こぞってを主催する海士町社会福祉協議会のスタッフの方たちとも交流。
~2月 西地区~
毎年、荒神祭に向けて地区の方々が作られる、魔除けのへびさんがいる西(にし)地区。
日の津港があり冬の晴天の日は海辺で一日遊びこみました。
それとは対照的に1日は、風がびゅうびゅう吹くさむいさむい日でしたが、区長さんが公民館を温かくして子どもたちを待っていてくださいました。
~3月 菱浦地区~
海士町で一番高い山、『家督山(あとどさん)』がある菱浦(ひしうら)地区。
「まずは家督山から、海士町を360度見晴らすのがいいでしょう。」と教えてくださった地区の方。
往復4キロの長い道のりでしたが、見事!全員が登頂に成功しました。
神社や、商店・スナックが立ち並ぶ旧道を散策し、こどもたちも馴染み深いキンニャモニャセンターまで歩きました。
お弁当は区長さんが子どもたちのために用意してくださった机で、まるで宴会のように楽しく食べることができました。
ご厚意で貴重な菱浦地区のおみこしを見せてくださり、先払いを教えてもらったこどももおりました。
こぞってでは、「ひしうららチーム」と「ひしうらえびすチーム」に分かれ、『サザエ獲り』対決。最後までいい勝負、盛り上がりました!
以上、おでかけまとめでした。
こうしてふりかえると、月に3度のおでかけですが本当にたくさんの方々に出会いました。
おでかけをするにあたり、各地区の区長さんや公民館長さんにごあいさつにうかがいます。
子ども時代にはまった遊び・埋め立て前の風景・地区のおすすめポイントなどを話してくださいます。
Iターンばかりのスタッフにとって、フィールド選びの参考にとてもなっています。
こぞってでは、昔遊びを教えてもらいました。
以前出会った方がこどもたちを見かけ、声をかけてくださることも多くありました。
「地域の大人が見守ってくれている」ということが本当に体感できます。
昔は商店だったところ。
溢れる道具ひとつにとっても、実際に使われているところに出会うとき。
子どもたちは島のいろいろな地区で遊ぶ中、原体験と記憶され、島が大好きという記憶が残るとよいな〜と思っています。