海士町全14地区!まわることができました♪2018<前編>
こんにちは!お山の教室スタッフのかなです!
梅が咲き、桜が咲き、ぐんぐん伸びるつくしにびっくりしながら過ごすお山の教室。
昨年度より、金光寺山を飛び出して月に3回程度、『おでかけ』として海士町の各地区におじゃましています。
今年度で14地区。全てまわることができました。
今回は前編として、5月~10月の様子をお届けします。
~5月 保々見地区~
名水百選でおなじみの『天川の水』が湧く、保々見(ほぼみ)地区。
到着したら、まずはここのお水を頂くのが定番のお山のこどもたち。
そして、そんな綺麗なお水で作られるお米。その田んぼを、快く遊び場としてかしてくださる地下(じげ)のおじさん。
現役で土仕事をされる姿と、優しい方言にこどもたちは魅了されます。
そして道具と知恵がぎゅうぎゅうに詰まった小屋には、大人もこどもも大興奮でした。
泥の感触の虜になったこどもたちはじゃぶじゃぶ泳ぎまわり、苦手なこどもたちは腕や足に泥で絵を描いて楽しむなどしました。
田んぼへ向かう道中では畑仕事をされるおばさんに出会い、レタスの収穫方法を教えてもらったり…
耕運機を格好よく使うおじさんを、じっとながめたり。『食べること』に直結する仕事に出会うことができました。
~6月 知々井地区~
漁師さんが多くいらっしゃる知々井(ちちい)地区。
この日も漁に出られる船を、羨望のまなざしで見えなくなるまで追い、その船から寄せる波にゆられていました。
その海沿いでは、出荷するためにいかさばきをされる仕事場に遭遇!その見事な手さばきに、みんな見入っておりました。
地区の趣のある街並みを探検していると、草刈りをしている方に出会ったり…
こどもたちのにぎやかな声を聞いて、声をかけてくださった方もいらっしゃいました。
さらには、お山の教室についても興味深くお話してくださり、大変うれしかったのを覚えています。
そして区長さんご夫婦のお庭にお邪魔したり…
海では遊びの先輩からヒントをもらうことができました。
~7月 日須賀地区~
見事な夕日が落ちることで有名な日須賀(ひすか)地区。
その開放的な海を見守る、長いながーい階段を持つ神社。おでかけでは、各地区の神社にご挨拶に行くのも楽しみのひとつです。
なんとなんと、いつもこどもたちが獲り集めるニイナ貝をその場で茹でてくださり食べ方を教わりました。
毎日のように通った海。たまたま水質の検査をされる方に出会い、じっくり観察。
「ウナギが住んでるんだよ。」という一声で、遊びの大将の後を必死に追いかけました。
~8月 崎地区~
海遊びで大変お世話になった崎(さき)地区。
天候の関係で海に入れない時にも快く公民館を貸してくださりました。
今年度5月より月に一度、『海士町社会福祉協議会 ひまわり』さんの取り組みである『出前サービスこぞって』にお山の教室も参加しています。
2月は崎地区のこぞってにお邪魔しました。
お山のこどもたちからは『春がきた』の歌のを歌い、その後の参加された方々も歌っていました。
昔遊びの時間では、のりやテープは一切なし。新聞紙だけのタワーづくりは、なんとひまわり史上最高の高さに!!
こぞってで、「風車はみたか?崎の自慢だから、こどもたちと行ってみるといい。」と声をかけてくださった方がたくさんいらっしゃいました。
さっそくお弁当のあとに行きました。
想像していたより回転が速く、男の子の1人が「〇君とどっちがはやいー⁉」と腕をぐるぐる回す姿がみれました。
~9月 御波地区~
3回のおでかけすべてに区長さん、公民館長さんが参加し案内・見守りをしてくださった御波(みなみ)地区。
区長さんのお仕事である、ヒオウギ貝を見せてもらったり…
公民館長さんご自慢のいけすのお魚をみせてもらったり…
神社の石神様伝説を教えてもらったり…
漁協では漁師さんの出荷作業を見学させてもらったり…
御波在住の親子も一緒にお散歩するなど過ごしました。
活動の最後に行う『ふりかえりの会』では、生き生きとヒオウギ貝を手で表現しながら語る男の子。
先ほど紹介した御波地区のこぞってでは、地域の方々に教わりながらゲートボールも楽しむことができました。
~10月 福井小学校林~
いつにも増して真剣な面持ちで崖を登り、こうして思わず叫んでしまいたくなるのは…
この景色がみえるからです。
福井(ふくい)地区へは昨年度おじゃまし、今年度は福井小学校の林で3回遊びました。
簡単そうにみえて、実は大人もバランスをとることが難しいこのブランコ。
様々な工夫を凝らし、何度も挑戦することで乗りこなしていきました。
以上、前編5月~10月の様子でした。
次回、11月~3月の様子をお届けします。