【イベントレポート】プレーパーク2021

【イベントレポート】プレーパーク2021

2021年度のお山のプレーパークは、あまマーレ上の林から村上家資料館裏の竹林に拠点を変更して開催しました。(2021年11月~2022年2月で全6回の開催)

竹林に入っていくと秘密基地感満載!なんだかワクワクするような隠れ家的な空間です。

最初はあまり手入れされていない荒れた竹林だったのですが、島前高校生の手も借りながら遊べる空間へ整備していきました!


 

倒れている古い竹は天然のアスレチック!

 

竹の上は寝心地がいいね~「ぼくのベッドだよー!」

 

11月のプレーパークではカボチャを持参し、ジャックオーランタンづくりが始まっていました♪

 

小刀で硬いカボチャを切り抜くのは大変そうでしたが、粘り強くやり続け完成!!

 

小さい子たちは竹林をお散歩したりまつぼっくりや葉っぱ、水をつかっておままごとを楽しんだり寒い中でも、じっくり遊ぶ姿がありました。

 

6回連続で参加した小6の男の子は竹弓と竹矢づくりに熱中していました!

最初はこんな感じで単に竹を割ってPPロープをつけたものでしたが…↓

『どの素材を使ったら弦がピンと張れるか?』

『矢が遠くへ飛ぶには、どうしたら良いか?』

『ちょうどいい弓のしなり具合にするためにどのくらいの弓の長さと弦の長さにするか?』

たくさんの気付きを重ねて探求し、作り込む男の子。

理想の弓と矢をつくるため改良を重ねて持ちやすいように弓全体を削って細くして、矢をひっかけるくぼみをつけて…

 

その様子を見ていた小2の男の子が「ぼくもつくりたい!」とやってきます。そして作り方を伝授。

 

難しいところはスタッフもお手伝いし、2人とも完成!!

 

しかし、矢をかけることもなかなか難しい…お兄さん、フォローしつつコツを伝授します。

 

「おお!飛んだー!!」

 

「ちょっとやらせて!」遊びにきていた大人やスタッフも次々挑戦。

気持ちよく飛んでいくその完成度の高さに大人がハマってしまいました!

遠くまで飛ぶようになった後も的に刺さるようにと矢の先を削って尖らせて…と改良が続きどんどんブラッシュアップしていきました。

開催時間は午前中だけの短い時間でしたが、毎回この弓・矢づくりをするんだ!と、目的を持って自ら遊びこむ姿がとても嬉しかったです。

 

 

【やってみたい!をやってみよう!】

プレーパーク(冒険遊び場)のモットーは<やってみたい!をやってみよう!〉です。

なぜこれを掲げているのか?

それは、近年の子どもの遊ぶ環境の変化にあります。

〈火遊び禁止!〉〈ボール遊び禁止!〉”禁止”があふれている街中の公園。

街づくりの過程で昔はあったであろう空地もなくなり異年齢集団、いわゆるガキ大将を筆頭にした路地裏集団もみかけなくなりました。

『ゲームに夢中になり外で遊ばなくなった・・・』

『放課後は学校の宿題と習い事・・・』

『忙しくて遊ぶ時間がない・・・』

少子化の影響もあり、子どもの遊ぶ環境が空間的にも社会的にも大きく変化しているということが言われています。

そんな状況の中、子どもの遊びを大事にしたい地域に思い切り遊べる環境をつくりたい。

『子どもたちが自分らしく過ごす時間』を思い切り楽しんでほしいと願ってプレーパークを開催しています。

 

今は開催時間も短く、イベント型になっているのでなかなか遊び込むところまでいかないのが課題です。

そんな課題も含めて今後も離島で“子どもの遊ぶ環境”について考え取り組んでいきたいと思っています。

来年度からは【島のプレーパーク】と名称を変更します。

引き続き高校生や大人の島留学のみなさんとも一緒にやっていきたいと思っています。

どんな遊び場になっていくか?とても楽しみです!

 

[参加者]
2021年度
11月 13日(土)  52名(子ども29名・大人23名)
12月11日(土) 34名(子ども23名・大人11名)
1月15日(土) 31名(子ども17名・大人14名)
1月29日(土) 19名(子ども10名・大人9名)
2月5日(土) 11名(子ども6名・大人5名)
2月26日(土) 27名(子ども14名・大人13名)