ひまわりの種まきから学ぶ、『甘える』ことの大切さ。

ひまわりの種まきから学ぶ、『甘える』ことの大切さ。

こんにちは!お山の教室スタッフのかなちゃんです♪

今回は、先月”おでかけ”にておじゃました『御波(みなみ)地区』について綴りたいと思います!

 

新メンバーの加入はこどもたちだけでなく、スタッフも新体制に!ということで、新年度のごあいさつに伺いました!

「今年はいつひまわり植えにくる?」「今年もうちの牡丹、みにおいでね。」と・・・♪ 今回のおでかけは、そんなあたたかいお誘いがきっかけとなりました✨

 

5月17日の初日、現地で迎えてくださったのは御波地区の区長さんに、公民館長さん、そして御波在住の集落支援員さんまで✨

『また会えた!』『潮風が気持ちいい~』そんな高揚した気分で、みんなで”はじまりの会”を。

 

「もう年長さんか!?大きくなったな~」「あんこ(あの子)はだれだ?あ~お母さんによう似とるわ」

みんな嬉し恥ずかし、かおあわせ♪

 

岸壁からみえた”えびすさん”。『どうやって行くの!?』船でしか行けないという冒険心をくすぐられ、「行ってみたい!!」と発表してくれた男の子♪良いスタートがきれました✨

 

出発してすぐ、こころ奪われるのはやっぱり”船”。まじまじ観察、ぎしぎし乗ってみる。

海の魅力はほんとにすごい!なかなかお散歩を進めることができません(笑)

そんな折、区長さんが養殖されている『ヒオウギ貝』をみせてくださいました!

「あ!とじた!」「どうやったらひらくの?」「貝に貝がくっついてる!」

生きてる生きてる、感じます。

色とりどりのヒオウギ貝、お土産にいただきました♪

 

やっとこさ辿りついたひとつめの目的地!丁寧に丁寧にお世話されたお庭にご招待いただきました♪

お目当てだった牡丹をみるのには一足遅かったのですが、代わりにシャクナゲの大輪が待っていてくれました✨

お庭の主のお母さんは、お山のみんなのためにござを出してくれました!シャクナゲに見守られて優雅におひるね♪

お母さんお手製の『乾燥めかぶ』のお味見も✨天然めかぶと、養殖めかぶの色のちがいを学びました!味もちがいがあるかしら!?

「おかわり!」大人もこどもも病みつきなお味♪ なんとなんとお土産にもくださり、週に1回ある給食でいただきました!

 

そしてふたつめの目的地は、未来のひまわり畑!去年 生った種を植えるようです♪

命のつづきに触れました。

「自分が植えた場所がわかる方が喜ぶんじゃないか?」という公民館長さんの提案で、1区画ごとに1人が植え、竹で作った名札をたてました♪

ふっかふかの土が気持ちよかったんでしょうか♪ くつを脱ぎ、ひまわりの種と同じ気持ちを味わいます。

作業をしていると、球根やみみずに出会いました。わたしたちと、ひまわりだけのお庭じゃないことを知ります。

”ひまわりの種を植える時間”の中で、こどもたちはうまく”すき間”を見つけます♪

車道から1本なかに入ると、迷路のようなわくわくする道が広がってました✨この”すき間”こそが大人には用意できない、こどもが学び得る時間だなぁと感じて、1日目が終了です。

 

 

2日目となる5月24日。現地に行くと、前回の倍の人数の地域の方がお出迎え✨(笑)「おとうさん、おかあさんおひさしぶりです!」と手をとりあってわたしが再会の喜びに浸っている時、「いちご採らしてやらーかと思ってな」と衝撃が走る一言!!!

その一言、おやまの子は聞き逃しません(笑)はじまりの会をしていても、いちごが気になって気になってチラッチラ♪ よくみたらおやまの大人もチラッチラ♪

そんなわけで大急ぎでいちご狩りタイムへ♪ おやま全員分のカップまで用意してくださり、小さい子にも丁寧に丁寧に、おいしいいちごの見分け方を教えてくださいました✨

「うん、うん。」おかあさんのその思いに応えるように、一生けん命耳を傾ける最年少の男の子。

 

こちらは年中レディース♪ 『たくさん採るには?』と頭の中で考えては動いて考えては動いて・・・ 決して多くはない足の踏み場を探しながら、あかいいちごも探します♪

その姿をお母さんと一緒に見守るのは、御波在住の最年少の女の子。たくましいおねえさんの姿をばっちり!観察しております♪

お味見しながらも、あっという間にカップに山盛りのいちごたち✨

「持って帰る分は、今日いちごジャムにしよう!」というわたしの提案にこどもたちものってきて、お鍋に集めることに♪

「いやだ!だってぼく、お父さんとお母さんと〇〇(弟の名前)と食べたいんだもん!!」と大人へ伝えた年長の男の子。しっかり自分の思いを伝えた男の子は、地域の方がそのいちごをカップごと袋に入れてくださり、ちゃあんと持って帰ることができました♪

一方で、もう一人の年長の男の子は『自分がとった分だけ、入れ物にいれたい』気持ちだったようす。みんながお鍋に入れていく横で、予備で持ってきてくださったザルにひとりいちごを入れ、にっこり♪

自分の力ではどうしようもないとき、大人に頼る力。”自分の想い”から、”今できること”を選びとる力。どちらの力も大切だよなぁとふりかえります。

 

いちごフィーバーも終わり、10時のおやつの時間になりました♪

 

そしていよいよ!お待ちかねのひまわりの双葉さがし!!あるかなあるかな?・・・

あったーーーーー!!!1週間しか経っていないので、まだまだ少なかったですが、しっかり芽を出しておりました♪

ちなみに・・・去年咲いたひまわりが種を落とし、しっかり自生し芽を出していたひまわりも見られました!!

 

ひまわりの双葉を探しているうちに見つけた『カラスノエンドウ』♪

「いーち、にーい、さーん、しーい・・・」と区長さんと一緒に数える年少の男の子♪ カラスノエンドウがどんどん手に増えてわくわくする気持ち、少し離れて見ていた私にも伝わってきました✨

 

最後は『百墓(ひゃくはか)』へむかいます♪

元気すぎる太陽から心地よく守ってくれる木陰に、ひんやりした落葉のじゅうたん♪ そこに入りたくなる気持ち、めちゃくちゃわかりますよ!(笑)

草木も多く、迷路のようにあるお墓。わたしが想像する”お墓”よりも過ごしやすく、あったかい印象を受けるのは気のせいかしら?

わたしがそう思いながら辺りをきょろきょろしていると、「ハートがあったよ!」と報告が!こどもたちの視野の広さ、そして焦点の絞り方にはいつも驚かされています。

お腹も空いてきて元気をうまくしぼりだせない時、そっと手をだしてくれるのは公民館長さん。初めて会うたくさんの大人に朝からどきどきしていた年少の女の子ですが、その優しい手に安心して身を委ねます✨

先に到着していた年少さんふたりが、「おふろやさん~♪」とお出迎え(笑) この場を安心して遊びこむ姿を見て、もっとここで遊んでたいな~と素直に思ったころ、そろそろお別れの時間です。

 

車に乗り込む最後の最後まで、こどものペースで連れ添い、見守ってくださった区長さん♪

こういった、大人から”もらった”ものは、こどもたちの中に確実に積み重なっていきます。

 

おやまの妹もいっしょに過ごした御波のおでかけ。このふたりは『ベビーカーを押して”あげたい”』とけんかをしていました。

いつもなら、「ふたりともせっかく優しい気持ちを持っているのに、けんかしてたらもったいない!」と声をかけるところ。しかし今回の御波の、地域の方々から”もらった”数々の経験を受けたせいか、その言葉は出てきませんでした。

”もらった”経験が無ければ、”あげたい”気持ちは芽生えない。今回わたしが「いちごジャムをみんなで作って、お世話になった方々にお渡ししたい!」という衝動がその通りでした。

このふたりは1番最後の表現で、たまたまけんかという形になってしまったけど、その奥には”もらった”経験がちゃんと積み重なっているということを、見守り、声をかける大人は忘れてはいけないなと、強く感じました。

今回のおでかけも、その場所に、お会いした方々にたくさん甘えました。甘えるということは、”もらう”ということ。つまり、甘えることができなければ大切な相手に”あげる”こともできない。

『甘えない=自立』ではない。甘えることは悪いことじゃないんじゃないかな?と。

どちらからともなく始まる”もらう↔あげる”という関係性こそが、心と心の交信。お山の教室が目指す、生きる根っこを育むキーポイントとなるのではないかと、考えています。

 

 

御波地区の皆様、いつもたくさんの学びの機会をあたえてくださり、本当にありがとうございます。